今回入庫されたミッションの症状は、Dレンジに入れた時に前進が出来ません。
Rレンジに入れた時には通常通りに動きます。この症状から考えられるのはK1クラッチが損傷していることが考えられます。
点検のしかたとして、バルブボディを外して各オイル通路にエアを入れて各クラッチの作動及びエア漏れを確認することによって、どのクラッチに不具合があるかを確認していきます。
この時、他のクラッチは正常でしたがK1クラッチはエア漏れが起きている事が確認出来ました。
外してみるとK1クラッチのフリクションプレートが摩擦熱により真っ黒になって曲がっていました。
当然、この部品は新品を交換して組み付けていきます。
なお、この修理の詳細は、MINImite Vol16に掲載されます!