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CVTピニオンドライブギア 破損　ー CVT Pinion drive gear damage ー

ギアが入らないBMW MINIが入庫しました。
ベルトは切れていませんが、ギアが全部壊れていました。

ミッションケースを割った時の画像です。	ギアがバラバラになって色々なところの溝にギアの破片が散らばっているのが分かります。
ピニオンドライブギアのギア部が粉々にかけているのが確認出来ます。	ピニオンドライブブラケットを外した所の画像です。全てのギアがかけて無くなっているのが確認できます。
ピニオンドライブギアを外したところ、ケース内にギアが粉々になって散らばっています。	セレクターカムロットも曲がっています。

ピラメントの1部がかみこんで、変速が出来なくなっていました。

左側は正常なプーリーです。右側は今回外したプーリーです。左右プーリーの隙間を見るとあきらかに右側のプーリーが開いているのが確認できます。ノギスで測ったところ11mm広がっていました。	原因を調べる為に旋盤でプーリーを削って内部を分解している写真です。
削った後、プーリーの可動部にギアの破片が挟まってプーリーが戻らなくなっているのが原因です。当然このプーリーは交換します。その破片が外れた瞬間、プーリーは元の幅に戻りました。 プーリーは通常ならば油圧で広がり、油圧が抜けるとスプリングの力で戻ります。恐らく、オイル通路からギアの破片がプーリー可動部に噛んでプーリーがスプリングの力で戻らなくなったのが原因です。