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BMWミニ オートマCVTの不具合の事例を紹介します。
1番の写真は、車輌本体からエンジン・ミッションを脱着してしたもの。2番はエンジンとミッションを切り離したものになります。 |
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外し終わったエンジンルーム内部とミッションオイルパンを外したバルブボディ本体の写真です。 |
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5番がハウジング側から撮った写真、6番がバルブボディを外した時のものです。 |
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7番はCVT本体とファーストクラッチを写した写真です。右上のクラッチの部分が焼けているのが確認でき、シャダーが出ていた為交換します。この部分を外す為にミッション内部を分解しました。
8番はCVTベルトのプーリーとベルトの部分です。 |
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CVTベルトは12層のループと400個以上のエレメントで構成されています。
走行距離が10万キロ前後になると、金属疲労によりループが破損し、ミッション内部から異音が発生してきます。1枚のループ破損であれば走行は可能ですが、いずれエレメントがバラバラになれば走行が出来なくなってしまいます。
また、プーリーに傷が付いてしまうと、プーリーの部品交換も必要になってくる為、早めのベルト交換をお勧めしています。
10番は今回交換する部品で、フォワードクラッチ、オーリング、オイルパンガスケットです。 |
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オイルポンプの写真です。オイルポンプに不具合は特になかったので、オーリングの交換だけをしました。
12番はミッションケースの内部の部品を全部外した写真です。 |
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13番はCVT本体の写真です。
あとは、このCVT本体を組み立てて完成です。
結果:今回の修理はループが1枚破損していた為に、ミッション内部から異音が発生していました。
ミッション内部を分解・点検・一部部品交換をし、組付けて無事作業完了しました。
おそらく、走行距離が増えてくるとこのようなケースが増えてくる車輌が多いと思います。
タイミングベルトと同じように、走行距離が10万キロ前後になった車輌に関しては、ベルトの破損が考えられるので、異音が発生する前に事前の交換をお勧めします。 |
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15番はミッション組付けの際、ボルトをトルクレンチで締付けている写真です。
組付けの際は全てトルクレンチを使用して組付けていきます。 |
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オーバーホール終了後、BMW専用診断機でセットアップをしていきます。
リセットをかけて車輌でコンピューターの機能を学習をかけて作業完了となります。
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