今回の車両は、プライマリーギア・セカンダリーギア・ベルトの異常がありました。
画像に写っているのはプライマリーギアです。通常、プーリーは画像のような状態にした場合プーリーが開くこと はありません。
これは、プーリーの密閉が悪くプーリーが開いてしまったことで、走行時滑りが発生してしまいます。
これがセカンダリーギアです。
通常、セカンダリーギアもプーリーは閉じていなければなりませんが、内部不良により開きっぱなしになっている ことにより、ベルトの張りが出来ず走行時に滑ってしまうのです。
二つのプーリーが開いた状態で走行し続けたためベルトが伸び、エレメントが脱着したときにはバラバラになる寸 前でした。また、このまま走行し続けた場合は更にベルトが伸び、ミッション内部でエレメントがバラバラになり 他のギアに噛み込んだエレメントがギアを破損させ、更に部品代もかかってしまいます。
走行時、異常が感じられた時には早めにご相談いただければ、対応いたします。
今回は、プライマリーギアとセカンダリーギアとベルトを交換して作業を終了させました。