インジケーターランプが点灯し、走行時に突然ギアが変速しない状態になってしまいます。
診断機をあてると、バルブボディ内部のソレノイドバルブの異状がありました。
今回の車両は、バルブボディだけではなくTCMからトランスミッション内部に繋がっているハーネスにミッショ
ン内部のオイルがつたわってきてしまう現象、毛細管現象が発生したため、正常な信号が流れなかったため走行時
変速しなくなったのです。
メーターパネルにこの様な警告灯が表示されます。(トランスプログラム警告灯 )
ミッション内部から出ているコネクター部分にミッションオイルが溜まってしまっている状態です。
画像で分かりやすくするために、綿棒に付けてみました。
診断機のエラーであるコネクターの番号でハーネスを点険します。
オイルで配線を束ねているビニールテープも劣化していましたので、清掃した後全て新しいテープに巻きなおしま
した。
当然ハーネスの修理ではなく、バルブボディからミッションへ繋がっているハーネスを新品交換します。
R53では、この様な毛細管現象は無かったのですが、R55/56になって同じミッションなのに何故この様な
現象が多発しているのか分かりません。