1 |
2 |
1) アイドリング不調で入庫した車両です。圧縮を測ってみると、3番の圧縮がありませんでした。R56の前期モデルはバルブの不具合が意外と多く発生しているので、ヘッドと判断し脱着しました。
2) ヘッドを外して確認してみると3番インテイクバルブが溶けていました。 |
3 |
4 |
3)3番シリンダーのバルブの画像です。
4)3番シリンダーの画像です。シリンダー部には傷は入っていませんでしたが、確認の為ピストンを脱着しピストンリングの点検を行いました。 |
5 |
6 |
5)カーボンが蓄積したインテイクバルブの画像です
6)カーボンが蓄積して一部剥がれ落ちています。
|
7 |
8 |
7)
8)ヘッドにこびり付いたカーボンをクリーナー洗浄液にて除去している画像です。カーボンを除去するには時間がかかりますが、手を抜かずに新品同様にしていかなければいけません。 |
9 |
10 |
9)清掃が済んだヘッドとバルブの画像です。
10) プラグの中心電極の碍子の部分が破損している画像です。熱によって溶けたのではなく、溶けたバルブが碍子に当たって破損したように見えます。
|
11 |
12 |
11)チェーンテンショナーガイドですが、樹脂で出来ている為劣化して破損していたため交換しました。
12)シリンダーヘッドの画像で、3番シリンダー部の傷は入っていませんでした。 |
13 |
14 |
13) 全てのバルブをすり合わせし、密着を確認した後、バルブをシリンダーに組み付けた画像です。
14) 専用工具カムロックを取り付けカムの位置を固定して行きます。この時、トップの位置ではありません。 |
15 |
16 |
15)ピストン側もロックピンにてピストンの位置を固定して行きます。これもまたトップの位置ではありません。
16) スプロケットを取り付けますが、ピンは付いていません。チェーンテンショナーを調整し、最後に締め付けてバルブタイミングの調整を行います。
|